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木曜日, 4月 30, 2020

パルスオキシメーター OXiシリーズのレビュー

パルスオキシメーターを購入し、約1ヶ月間使用してのレビューです。

コロナ感染により無症状でも肺炎を起こしているという沈黙の肺炎の例があるそうで、知らず知らずのうちに悪化し、異常を感じて慌てて病院にかかった時は既に重症になっているというのは怖いと思いました。

私自身、3月の始めに大阪へ1週間ほど出張しており新幹線での移動もあったので不安でした。しかし症状などは特に無く、でもなんか息苦しい様な気もしたり。
※パルスオキシメーターでコロナ感染の判断はできませんので注意。あくまでも自前で肺機能を診断できるだけです。


さて、肺機能の状態を家庭で自己診断できるパルスオキシメーターを使ってみました。購入したのは、オキシシリーズ BT S-127です。
Amazonにて6000円くらいでした。
1ヶ月ほど測ってみました。結果、数値は毎日正常であり問題ありませんでした。
正常な酸素飽和度(SpO2)は99~97%だそです。90%前半でも悪いらしい。
でも測定してみて大丈夫だと判ると、とっても気が楽になりますね。


電源は単4アルカリ電池2本です。連続使用で24時間ほど電池が持つみたい。
毎日、測定時間2~3分ほどの使い方でしたので、まだまだ余裕で持ちそう。
大きさは長さ約60mm、幅約30mmとコンパクトです。重さも55gと軽量。


使用方法は簡単で、指を挟んで電源スイッチを入れるだけです。
数秒で測定結果が表示されます。
ディスプレイ画面は有機ELで非常に見やすいです。
これを選んだポイントの1つとして、脈派波形が表示される所を重視しました。
この波形が正常に現れているかどうか見る事で、正しく測定できているかを判断することが出来ます。
指の入れ具合が甘かったり、手を動かしたりすると、この脈拍波形が綺麗なグラフにならず、崩れたり潰れたり異常な波形になって現れます。
あと、光センサーなので指や爪が汚れていると正しく測定できないので注意。


中はこんな仕掛になっています。
指の腹側に赤く光ってる所があります。ここから赤色光と赤外光の2種類の光を出して指に当てています。
反対側、爪側に光センサーがあります。ここで2種類の光が指を透過し、血液によって吸収された量を測定しています。2種類の光の吸収量の差から酸素飽和度を計算してるという仕組み。

最後に
コロナ肺炎になると、まず酸素飽和度低下より先に肺機能を維持しようと無意識に呼吸回数が増えていくようです。
成人の正常な呼吸回数は安静時1分間に12~20回ほどらしく、これが25回ほどになると頻呼吸と言われ、息が荒くなります。
頻呼吸で酸素飽和度が維持されていれば結果は正常値になってしまうので、パルスオキシメーターで測定する前に自分の呼吸が普段より多くなっていないか確認も必要ですね。

おまけ、
私がパルスオキシメーターを購入するにあたって参考にした動画を紹介します。とても為になりましたよ。



水曜日, 4月 22, 2020

キッチンハイターで消毒液を作ろう

新型コロナウイルス感染拡大で、アルコール消毒液が品薄になっています。
私がよく行くスーパーやホームセンターなどでもずいぶん前から姿を消したきり手に入りません。
最近はウォッカなどアルコール度数の高いお酒を消毒液の代用にする為か品薄になりつつあるそうですよ、ブルジョアですね。

私はリーズナブルにキッチンハイターで消毒液を作りたいと思います。


必要なものはキッチンハイターと500mℓペットボトルと水道水だけです。
レシピは花王さんのホームページを参考としました。
花王の塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05%、0.1%の液は作れるの?


キッチンハイターは消毒液の有効成分である次亜塩素酸ナトリウムの濃度が6%で製造していますが、保管してる間に分解して濃度が薄くなっていくようです。

なので私は購入3ヶ月以内の濃度で消毒液を作る場合の分量で作成しました。
0.05%の次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作るには
水1ℓにキッチンハイター10mℓを入れて希釈すれば良いみたいです。
今回は500mℓペットボトルで作るので5mℓを入れます。丁度良いことにペットボトルのキャップ一杯が5mℓなので量りやすい。


完成した消毒液はスプレーボトルに入れて使用しました。
アルコール消毒液が手に入りにくい今、かなりお手軽に作れる強力な消毒液なのですが、いくつか使用上の注意事項があって使いにくい面があります。

・強アルカリ性なので手に直接かけて使えない。皮膚が荒れる。
・薄めた液は成分が分解し易くなり効果が持続しない。毎度作る必要がある。
・金属製品、繊維製品、木工製品などに使用すると腐食や変色する事がある。
・薄めた液でも目に入ると失明の恐れがある。
・使用時は換気を行い、使用した後は十分に水拭きが必要。

こんな具合、割と扱いが面倒くさいのと使いどころを選ぶ消毒液なのです。
アルコール消毒液みたいな手軽さはないですねw

金曜日, 4月 17, 2020

LR41ボタン電池が売り切れ時の代用、その2

新型コロナが感染拡大を続けており、感染確認のために毎日の検温を義務化する会社が増えている中、体温計とそれに使う電池が品薄になっております。 一日も早く供給が追いつくようになって欲しいところです。

 さて、LR41ボタン電池が売り切れて入手できない場合でも、すぐに代用できる方法をご紹介します。今回は急場しのぎでも良いから電池を入手したい方向けです。

  → LR41電池を確保する方法その1はこちら

②LR41とサイズが同じ、又はサイズが似た酸化銀電池(SR系)で代用する。
※注意:本来は使用するべき種類ではないボタン電池を使う方法となります。
一応、自分では動作確認は取れていますが、お勧めは致しません。
使用する場合は自己責任でどうぞ。



SR41というLR41と同じ形状の酸化銀電池を探したのですが扱っているお店が無かったので断念しました。
仕方がないのでSR726SWというアナログ腕時計用の酸化銀ボタン電池を購入。
ホームセンターや家電量販店なら置いてありました。

さて、こいつはLR41と同じ直径7.9mmの電池ですが厚みが薄いのが難点。
LR41が3.6mmに対し、SR726は2.6mmと1mm薄いです。
電圧の違いは酸化銀電池では公称電圧1.55Vと若干高い程度の差です。
値段はLR41よりお高いです、税込500円くらい。


SR726SWを体温計の電池ホルダーにセットした様子です。
直径が同じだからぴったりハマリますが、薄い分ガバガバで浮いています。
詰め物で隙間を埋めて蓋しないとダメかな?と思っていたのですが
なんと!私の体温計ではこの状態のままでも蓋をすれば問題なく使う事が出来ました。
因みに体温計はOMRONのけんおんくん(MC-846)です。

機種によっては隙間のせいで接触不良で電源が入らない場合があると思います。
また構造によってはショートする可能性もあるかもしれませんので注意してください。あくまで使用は自己責任で。



LR41ボタン電池が売り切れ時の代用、その1

新型コロナが感染拡大を続けており、感染確認のために毎日の検温を義務付けている会社も増えているようです。

これにより体温計が品薄状態。
そして、体温計に使用されているLR41ボタン電池も同じく品薄になっています。

デジタル体温計、便利ですが使っていれば当たり前ですが電池が切れてきます。
肝心な時に電池切れは困りますよね。


そこで、
LR41電池が売り切れでも、すぐに確保する方法をご紹介します。


①100円ショップなどで売られているキーホルダーライト等から電池を確保する。
テスト用電池っていう名目でボタン電池が入っています。



私が某100円ショップで購入したのはコチラ。ホイッスル付ライト
キーホルダーに付けれるちっこい奴
こいつ用の電池がLR41なのです。ボタン電池が4個も入っています。
電灯コーナーの小型ライト達はLR44を使うものが多いので、まぁまぁ希少ではありますが、どこのショップにも類似品があると思います。


購入前に、ボタン電池の種類と、テスト用電池入りか確認のこと。


こんな感じでホルダーにテスト用電池が4個入っています・


テスト用電池という事で、電池が弱っているものが入ってるのかと思い、電圧を確認してみたところ電圧は1.6Vありました。
新品のアルカリボタン電池の初期電圧は約1.6V程ですから、新品状態同様。

体温計にセットしたところ、普通に使えました。
数回検温してみても電池切れサインが表示される事もなかったです。
普通より電池持ちは悪い品だとしても4個入ってますからね。

100円ショップに置いてあるLR41電池が入った品ですが、他にもデジタル腕時計や、おもちゃコーナーのライト等もあります。

LR41電池を代用する方法 その2→
 

土曜日, 1月 27, 2018

激安ダイソーLED電球の中身をみてみよう

ダイソーLED電球レビューの続きです。

今回はLED電球を分解して中がどうなっているのか見てみようと思います。
手始めに40形電球色LEDバラしてみました。
まず電球の発光部のカバーを取り外してみます。
カバーはプラスチック製で本体(アルミ放熱部)に嵌め込みになっているのですが接着剤で固めてあるので少々強引な方法で行きます。
接合部の隙間にマイナスドライバー等を差し込んで抉じ開ける感じでグイグイ隙間を広げていくと接着が剥がれてパカっと外れます。
中にはアルミ基板に実装された約2.7×3.5mmの小型のSMDタイプLEDが8つ。
 
全ての部品をバラバラに取り外した状態。
簡単に組みあがるシンプルな造りをしており、よく考えられていると思います。
激安の癖に堅実な構成で大手メーカーとそれほど大差ない印象、SMDのLEDチップも極普通のミドルパワーLEDっぽい、これマジで300円で利益でるの~?

40形LED電球の制御回路の基板です。
大手メーカーの制御基板と比べてかなりシンプルな構成です。トランスが無かったり、制御ICが3端子だったり。
40形の制御回路からLED基板への出力は、約49V、100mAでした。
なのでLEDの順電圧は6Vくらい。
電解コンデンサは200V 3.3μFのものが3つ、AISHIっていう中国大手の世界シェアもある真っ当なブランド品。激安に多い謎コン(ブランド偽装とか)は使われてなかった。これなら使って直ぐ壊れるとかな無さそう?

左:40形電球色、右40形昼光色、LEDチップの種類や配置は同じ。
大手メーカーのLED電球は演色がRa80が普通(高演色LED電球ではRa90)ですが、ダイソーLEDはその辺は謳っていないので演色性はお察しか。
演色性は良いほど太陽光下と変わらない色彩が表現され、悪いと色彩がくすみます。
とりあえずLEDにブラックライトを当てて蛍光体の様子を見てみました。
↑ コレがUVライトを当ててLEDの蛍光体を光らせた様子です。
どっちもオレンジっぽく光っています。昼光色の方は色が薄いですが黄色蛍光体とは発光の様子が違うので単なる黄色蛍光体のLEDではなさそうです。

 左:60形電球色、右:60形昼光色
なんと、驚いた事に実装されたLEDの数が18個の大幅増になっていました。
アルミ基板はLED9個直列が2列の回路。

60形の制御基板です。40形と構成は同じ、違うのはコンデンサの容量とチップ抵抗の値、もしかしたらインダクタも違うかも。電解コンデンサはAISHI、200V 5.6μFが3つ。
制御回路からの出力は約53V、132mAでした。1列あたり66mA、40形よりもLEDへの電流が抑えられています。多灯にしてLEDへの電流をセーブする事で発熱を抑制する狙いでしょうか。
いや~こんなにLED載せて400円ですよw

UVライトを当てた様子です。発光の感じは40形LEDと同じ。
ってことでダイソーの激安LED電球の解剖編でした。
激安とは思えないちゃんとした造りになっていましたね。

やはり気になるのは放熱部分の面積が少ないって事、とくに60形。
過熱を防ぐ為に開放型器具で長時間点灯しない用途(廊下やトイレなど)なら長持すると思うのでお勧めです。
あとは部品取りとかw 60形はLEDの実装数が多いのでミドルパワーLEDを手軽に得るのに安上がりです。ただ基板実装なので取り外すのがネック。
アルミ基板のパターン繫ぎ換えなど改造すれば12V電源でも使えるかも。

日曜日, 1月 21, 2018

今更ダイソー激安LED電球レビュー

ダイソーでLED電球を見かけ、試し買いしましたのでレビューしたいと思います。
40W形の昼光色、電球色と60W形の昼光色、電球色の4種類がありました。
お値段は40W形が300円(税別)、60W形が400円です(税別)。

ついにダイソーでLED電球を売るようになるまで、LEDのコストが下がったんだな~と
ちょっと驚き。 そのうち蛍光灯タイプのLEDもダイソーに並ぶ様になるかな?

さて、中身のLED電球はこれ。いま主流のワイドに広がる広配光タイプですね。
見た目の印象は大手メーカー製のものより幾らかコンパクトかな、造りはシッカリしておりチンケな感じはしません。構造も頑丈で分解した時は苦労しましたw

点灯!大手メーカーのLED電球と比べても遜色ない明るさ、薄暗いという感じはしません。光の広がりもムラ等も無く綺麗。

気になったのは昼光色の色調。左:ダイソー40形、右:E-Bright40形
ダイソーLED昼光色の光は大手メーカーと比べてちょっと青白いクールな色合い。
E-Brightのものと並べて比べると演色性が良くないのが判ります。
廊下、階段やトイレ向きかな。

えーと、やっぱり安いと明るさ面での性能がどうなのか気になってしまいます。
照度計を使って測ってみました。
比較対象に似たような性能のLED電球を探しました。
コ○リで購入したOHM製60形810lm電球色。ダイソー60形電球色と同スペックです。
並べて比較すると両者とも同じ位の大きさなのですが、ダイソーLEDは放熱面がかなり小さい様に思えます。ダイソーLEDは60形も40形と同じ放熱面積なので熱が心配。

照度はLED電球から50cm直下の照度を測定しました。
ダイソー:204ルクス、OHM:172ルクス。
なんという事でしょう!意外にもダイソーLEDの方が明るいじゃないですかw
60W形相当の明るさと言うのは確かなようです。 

あとは耐久面ですね~どれだけ寿命が持つのか。
LEDは熱に弱くて劣化するので、熱環境によって寿命が左右されてしまいます。
密閉器具、断熱施工器具に使えないLED電球が多いのは熱が篭って熱くなるからです。
ダイソーLEDはOHMの同型と比べても明らかに放熱面が小さい(他メーカーと比べても小さい気がする)なので発熱が心配な所です。
そして制御回路の部品の性能でも寿命が変わります。特に電解コンデンサ、これも熱に弱く劣化で壊れ易い部品です。ダイソーLEDの制御回路は恐らく安い中国部品を多用でしょうからこの辺が弱点になりそうですね。

次回は中身がどうなってるのか分解して見てみようと思います。
激安ダイソーLED電球の解剖編

月曜日, 1月 08, 2018

秋月のUSB DACにローパスフィルタを追加

秋月のUSB DACキットの記事の続きです。
完成したキットを繋いで試したのですが、音質は確かにクリアに感じられて
綺麗になったと思うのですが、どうも音が金属的というか柔らかさがないと
いうか、なんかキーンとして聴き疲れで長い時間聴いてられませんでした。

そこで!ローパスフィルタを作成して追加。その結果・・・・・

すっごい良くなりました!!

あの刺さるようなキーンとした感じが消えてマイルド!音が優しい。
ガサガサのバスタオルに柔軟剤使ったみたいなw
ほんと聴き心地が全く違う、聴き疲れしない音質になり大満足です。
ローパスフィルタ作ってよかった~
製作の参考とした記事はコチラ↓ 助かりました!!
>Digital Audio & Home Recording AKI.DAC-U2704 の使い方

こんな感じに作りました。
省スペースにしたかったので基板はパターンをエッチングで作りましたが、
簡単な回路なのでユニバーサル基板でも手軽に作れますね。
回路図です。
C1のコンデンサは、もともと秋月DAC基板にあった出力コンデンサの
FineGold 47μを移動したものです。
参考にしたページの真似でやったのですが、DAC基板にあるRCAジャックを
利用しなかったので移動する必要は無かったと後から気づく ^^;

C2、C3はオーディオ用のポリフェニレンスルフィドフィルムコンデンサ。
抵抗はオーディオ用金属皮膜です。とりあえずオーディオ用を使っとけば安心w

秋月USB DACと一緒にケースに組み込みました。
配線のシールド線はモガミ電線のスタンダードコンソールケーブルにしています。
分かり易くL-Rチャンネルで白-赤に分けました。

さて、私の主観的評価だと本当にローパスフィルタで音が変わったか信頼性に欠けます。
ですので、ちゃんと測定してみようと思いました。
そこで使用したのは Right Mark Audio Analyzer (RMAA)という有名なフリーソフト。
PCオーディオ入力端子を利用してオーディオデバイスの性能を手軽に評価できるそうです。
ただし私の場合、しょぼいPCのオンボードの入力端子を使っているので、DACの性能+PCオンボード入力性能が合わさって評価されてしまいます。
まぁ私の使い方ではどう変化したかを参考にしたいだけなのでいいのですが。

まずは、ローパスフィルタ無しの秋月DACの測定結果です

はい、高周波域まで減衰なくストレートです。

つづいてローパスフィルタ付の秋月DACの測定結果 ↓

高周波域をちゃんと減衰しています。
この10kHz以上の音ですがyoutubeで探せば聴けます。
キーンと刺さる様な嫌~な音です。聴くと頭痛が…あの不快感はこれ。
この高い周波数の雑音が減衰しているのでマイルドで聴き心地が良くなるんですね。

あと、RMAAの他の項目もあるのですが、詳しく分からないです。
とりあえずgood以上になればいいみたいな程度で思ってます。
THD(全高調波歪率)は数値が小さいと優秀らしいのでフィルタ付けた方が良くなっています。

秋月のUSB DACキットを試してみた
超小型USB-DACを試してみた

パルスオキシメーター OXiシリーズのレビュー

パルスオキシメーターを購入し、約1ヶ月間使用してのレビューです。 コロナ感染により無症状でも肺炎を起こしているという沈黙の肺炎の例があるそうで、知らず知らずのうちに悪化し、異常を感じて慌てて病院にかかった時は既に重症になっているというのは怖いと思いました。 私自身、3月の...