秋月のUSB DACキットの記事の続きです。
完成したキットを繋いで試したのですが、音質は確かにクリアに感じられて
綺麗になったと思うのですが、どうも音が金属的というか柔らかさがないと
いうか、なんかキーンとして聴き疲れで長い時間聴いてられませんでした。
そこで!ローパスフィルタを作成して追加。その結果・・・・・
すっごい良くなりました!!
あの刺さるようなキーンとした感じが消えてマイルド!音が優しい。
ガサガサのバスタオルに柔軟剤使ったみたいなw
ほんと聴き心地が全く違う、聴き疲れしない音質になり大満足です。
ローパスフィルタ作ってよかった~
製作の参考とした記事はコチラ↓ 助かりました!!
>Digital Audio & Home Recording AKI.DAC-U2704 の使い方
こんな感じに作りました。
省スペースにしたかったので基板はパターンをエッチングで作りましたが、
簡単な回路なのでユニバーサル基板でも手軽に作れますね。
回路図です。
C1のコンデンサは、もともと秋月DAC基板にあった出力コンデンサの
FineGold 47μを移動したものです。
参考にしたページの真似でやったのですが、DAC基板にあるRCAジャックを
利用しなかったので移動する必要は無かったと後から気づく ^^;
C2、C3はオーディオ用のポリフェニレンスルフィドフィルムコンデンサ。
抵抗はオーディオ用金属皮膜です。とりあえずオーディオ用を使っとけば安心w
秋月USB DACと一緒にケースに組み込みました。
配線のシールド線はモガミ電線のスタンダードコンソールケーブルにしています。
分かり易くL-Rチャンネルで白-赤に分けました。
さて、私の主観的評価だと本当にローパスフィルタで音が変わったか信頼性に欠けます。
ですので、ちゃんと測定してみようと思いました。
そこで使用したのは Right Mark Audio Analyzer (RMAA)という有名なフリーソフト。
PCオーディオ入力端子を利用してオーディオデバイスの性能を手軽に評価できるそうです。
ただし私の場合、しょぼいPCのオンボードの入力端子を使っているので、DACの性能+PCオンボード入力性能が合わさって評価されてしまいます。
まぁ私の使い方ではどう変化したかを参考にしたいだけなのでいいのですが。
まずは、ローパスフィルタ無しの秋月DACの測定結果です
はい、高周波域まで減衰なくストレートです。
つづいてローパスフィルタ付の秋月DACの測定結果 ↓
高周波域をちゃんと減衰しています。
この10kHz以上の音ですがyoutubeで探せば聴けます。
キーンと刺さる様な嫌~な音です。聴くと頭痛が…あの不快感はこれ。
この高い周波数の雑音が減衰しているのでマイルドで聴き心地が良くなるんですね。
あと、RMAAの他の項目もあるのですが、詳しく分からないです。
とりあえずgood以上になればいいみたいな程度で思ってます。
THD(全高調波歪率)は数値が小さいと優秀らしいのでフィルタ付けた方が良くなっています。
→秋月のUSB DACキットを試してみた
→超小型USB-DACを試してみた
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月曜日, 1月 08, 2018
水曜日, 4月 26, 2017
秋月のUSB DACキットを試してみた
前回は共立エレショップの超小型USB DACをご紹介しましたが、それに引き続いて秋月電子のDACキットAKI.DAC-U2704 REV.Cを試してみました。
超小型USB DACと同じくチップはPCM2704を搭載しています。
お値段もお手ごろな¥1700です。
キットといってもICなどの実装部品はほとんど基板取り付け済みになっていて、自分でハンダ付けするのはコンデンサと抵抗だけのお手軽キットなので慣れている人ならあっという間に完成します。
キットのままではなく一部パーツをグレードアップする改造をしています。
改造についてはコチラのページを参考にさせて頂きました。すごく詳しくまとめられており素晴らしい記事です。
Digital Audio & Home Recording AKI.DAC-U2704 の使い方
交換したのは、
・電源の入力側の電解コンデンサをOS-CONの1000μに変更
・レギュレータ出力側の電解コンデンサを低インピ品の220μに変更
・フィルムコンデンサをポリエステルからポリフェニレンスルフィドフィルムに変更
ひとまず改造はこのくらいにして、動作せて音を聴いてみました。
きになる音質は、超小型のUSB DACのときと大して変わりませんでした。残念。
先ほど改造の参考にしたページの記事をよーく読むと
「このキットをヘッドホンアンプなどに使う場合は最低限のローパスフィルタが必要」とあります。どうやらローパスフィルタがないと高周波のノイズが出てるみたい ^^;
たぶん、この高周波域をフィルタしてないのが聴き心地悪さ、キーンっとする感じの原因っぽいですね。
なので記事を参考にしてローパスフィルタを作ろうと思います。
これで音質の改善が図れるはず!
→ 秋月のUSB DACにローパスフィルタを追加
→超小型USB-DACを試してみた
超小型USB DACと同じくチップはPCM2704を搭載しています。
お値段もお手ごろな¥1700です。
キットといってもICなどの実装部品はほとんど基板取り付け済みになっていて、自分でハンダ付けするのはコンデンサと抵抗だけのお手軽キットなので慣れている人ならあっという間に完成します。
キットのままではなく一部パーツをグレードアップする改造をしています。
改造についてはコチラのページを参考にさせて頂きました。すごく詳しくまとめられており素晴らしい記事です。
Digital Audio & Home Recording AKI.DAC-U2704 の使い方
交換したのは、
・電源の入力側の電解コンデンサをOS-CONの1000μに変更
・レギュレータ出力側の電解コンデンサを低インピ品の220μに変更
・フィルムコンデンサをポリエステルからポリフェニレンスルフィドフィルムに変更
ひとまず改造はこのくらいにして、動作せて音を聴いてみました。
きになる音質は、超小型のUSB DACのときと大して変わりませんでした。残念。
先ほど改造の参考にしたページの記事をよーく読むと
「このキットをヘッドホンアンプなどに使う場合は最低限のローパスフィルタが必要」とあります。どうやらローパスフィルタがないと高周波のノイズが出てるみたい ^^;
たぶん、この高周波域をフィルタしてないのが聴き心地悪さ、キーンっとする感じの原因っぽいですね。
なので記事を参考にしてローパスフィルタを作ろうと思います。
これで音質の改善が図れるはず!
→ 秋月のUSB DACにローパスフィルタを追加
→超小型USB-DACを試してみた
金曜日, 3月 31, 2017
超小型USB-DACを試してみた
色々あって1年も更新サボってしまいましたが復活しました。
皆様はお元気でしたか?
さて、いつのまにやらPCのサウンドデバイスはUSB DACってのが主流らしい で、最近になりイヤホン派からヘッドホン派になった私。
今までは廉価イヤホンにオンボードライン出力+昔作った秋月アンプキットという粗末なオーディオ環境でしたが、さすがにヘッドホンで聴くと音質的に我慢できなくなりました。
とりあえずヘッドホンアンプをちゃんとしたのにしたい今日此の頃。もちろん自作でやりたい。てな訳で共立エレショップに良いアンプキットは無いか覗いていて見つけたのが、
超小型USB-DAC! (KP-UDAC2704mini)
お値段2000円弱、遊び程度のノリで試してみようと衝動買い。
●USBメモリと同じくらいのサイズ。
●電源供給方式:USBバスパワー
●PCM2704を搭載
●対応サンプリングレート16bit/32kHz、44.1kHz、48kHz CD相当の音質
●3.5mmステレオジャック
ドライバ要らずでUSBポートに差し込むだけで使える。難点はケースが無く、基板むき出しなこと。
DACのチップはバーブラウン PCM2704というので、お手ごろUSB DACでは定番品らしい。
こいつの音質について検索してみたら「MUSE Audio X5」のレビュー記事に行き当たる。
「MUSE Audio X5」~お手軽価格ながら力強く爽快な音質のコンパクトでハイコストパフォーマンスな USB DAC
うーむ、内容がややベタ褒めすぎな気もしないでもないが悪くなさそう。素直にX5を購入したいところですが残念ながらもう入手困難みたい。でも!X5の基板のレイアウト様子から、共立の小型USB DACの方も中身はほぼ同じに見える。
大きく違うのはカップリングコンデンサがX5では電解コンデンサなのだが、共立の小型USB DACの方はセラコンだ・・・これはイカン。まぁ気に食わなければコンデンサは交換すればいいか。
●しばらく聴いてみての音質の感想。
音はクッキリしたクリアなサウンドでやや冷たい感じ。
私のPCのオンボードライン出力の曇ったような丸まった音とは対照的です。
ただ、残念ながら聴き心地が最悪。キンキンと耳の奥深くへ突き刺さるような不快感があって音量を上げて聴いて居られません(T_T
長く聴いてると片頭痛になりそう!
やはりコンデンサにセラミック使っているのが駄目なんじゃないかな~
ということで、実用できないので改造しちゃいましょう。
最低でも出力のコンデンサをオーディオ用電解コンデンサに取り替え予定。
あとは、基板むき出しの裸で使ってられないので、要らないUSBケーブルを直で基板に繋いであげて、基板全体はエポキシで固めてしまおうと思います。
→秋月のUSB DACキットを試してみた
→ 秋月のUSB DACにローパスフィルタを追加
皆様はお元気でしたか?
さて、いつのまにやらPCのサウンドデバイスはUSB DACってのが主流らしい で、最近になりイヤホン派からヘッドホン派になった私。
今までは廉価イヤホンにオンボードライン出力+昔作った秋月アンプキットという粗末なオーディオ環境でしたが、さすがにヘッドホンで聴くと音質的に我慢できなくなりました。
とりあえずヘッドホンアンプをちゃんとしたのにしたい今日此の頃。もちろん自作でやりたい。てな訳で共立エレショップに良いアンプキットは無いか覗いていて見つけたのが、
超小型USB-DAC! (KP-UDAC2704mini)
お値段2000円弱、遊び程度のノリで試してみようと衝動買い。
●USBメモリと同じくらいのサイズ。
●電源供給方式:USBバスパワー
●PCM2704を搭載
●対応サンプリングレート16bit/32kHz、44.1kHz、48kHz CD相当の音質
●3.5mmステレオジャック
ドライバ要らずでUSBポートに差し込むだけで使える。難点はケースが無く、基板むき出しなこと。
DACのチップはバーブラウン PCM2704というので、お手ごろUSB DACでは定番品らしい。
こいつの音質について検索してみたら「MUSE Audio X5」のレビュー記事に行き当たる。
「MUSE Audio X5」~お手軽価格ながら力強く爽快な音質のコンパクトでハイコストパフォーマンスな USB DAC
うーむ、内容がややベタ褒めすぎな気もしないでもないが悪くなさそう。素直にX5を購入したいところですが残念ながらもう入手困難みたい。でも!X5の基板のレイアウト様子から、共立の小型USB DACの方も中身はほぼ同じに見える。
大きく違うのはカップリングコンデンサがX5では電解コンデンサなのだが、共立の小型USB DACの方はセラコンだ・・・これはイカン。まぁ気に食わなければコンデンサは交換すればいいか。
●しばらく聴いてみての音質の感想。
音はクッキリしたクリアなサウンドでやや冷たい感じ。
私のPCのオンボードライン出力の曇ったような丸まった音とは対照的です。
ただ、残念ながら聴き心地が最悪。キンキンと耳の奥深くへ突き刺さるような不快感があって音量を上げて聴いて居られません(T_T
長く聴いてると片頭痛になりそう!
やはりコンデンサにセラミック使っているのが駄目なんじゃないかな~
ということで、実用できないので改造しちゃいましょう。
最低でも出力のコンデンサをオーディオ用電解コンデンサに取り替え予定。
あとは、基板むき出しの裸で使ってられないので、要らないUSBケーブルを直で基板に繋いであげて、基板全体はエポキシで固めてしまおうと思います。
→秋月のUSB DACキットを試してみた
→ 秋月のUSB DACにローパスフィルタを追加
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