全部のサーボをガチャガチャと動かしていた時の事です。
モーターは全く動かしていないのに、アンプが異様に熱っついんです。
これは、どうやらアンプに内蔵してるBECとリポセル数とサーボ数の
関係が原因みていです。
その関係ってのが、リポのセル数が増えて電圧が増すほど、使用可能
なサーボの数は減っていく法則です。
これは、入力電圧をBECへ供給する電圧の5V程度へ下げる時のBEC
の変換効率で、ロスによる発熱があるためのようです。
確かに、7.4Vを5Vにするより11.1Vを5Vに下げるほうが電圧の幅が
より大きいので、BECのレギュレータに負担になるのは解る気がします。
今までコレについて、全然知らなかったわけですが・・・(;^_^A
BECの限度を超えると発熱で焼けるか、オートカットしてノーコンに
なる可能性があるので危なかったです。

で、アンプの説明書を詳しく読んでみると、隅っこに小さくこうありました。
使用可能なサーボ数の目安(BEC-2A の場合)
リポ2Sで4~5サーボ、リポ3Sで3~4サーボ 程度と。
サーボにも大きさとか種類が色々あるのに・・・と思いましたがw
でもまぁリポ3Sの環境では、5サーボだとBECが焼ける事になります。
限度は使うサーボの消費電流にもよるはずですが、もっと大きい字で
目立つように書いて欲しいもんですネ~。
そもそもカタログ値のBEC容量は、リポ何セル時の値なんだろうかと言う
疑問が湧いてきました・・・('◇')?
というかサーボの消費電流自体、何mA流れるのかが謎です。
通販サイトにも、サーボのパッケージにも書いてませんしw
あと、2AのBECで3Sがサーボ4個までだと、容量1Aで3Sでは多分3個
くらいが限度になるんでしょうか??
説明書に何の記載もないアンプもあるので困りものです。
仕方ないので実際、色々なアンプでリポ3Sで4サーボを繋いでガチャガチャ
と動かして発熱を試してみました。
使用したサーボは、よく使うGWSのPICO-STDを4個です。
2Sで4サーボでは発熱は皆無でしたが、3Sで4サーボを全部動かしてみると
全部のアンプで、発熱がありました。
数秒で触っていられないくらい熱くなりますが、焼けたりオートカットが働く
という事は無かったです。
全部のサーボを一度に動かすなんて事は無いですが、3Sで4サーボ以上だと
発熱するのは確かなので、放熱を考えてやらないと危ないかもしれません。
ついでに、PICO-STDの消費電流を測定してみました。
参考までに(^^;
何も動かさないニュートラル無負荷時で、4mA程度。
通常の飛行のようにゆっくり動かすと、100~120mA程度。
大舵角で素早く動かすと、170~190mA程度。
ニュートラル時に負荷をかけてジジジジ・・・と音が鳴る、80mA程度。
ジジジジ・・・言う程度の負荷で動かすと、120~160mA程度。
ロックさせたに近い強負荷をかけて大きく動かすと、200mAオーバー。
という結果になりました。
飛行してる時は、風圧が舵にかかって負荷があると思うので、通常の
フライト時にサーボに流れる電流は多くても160mA程度と思います。
アクロ機とかがやるようなパターンフライトでは、舵が大きく素早く
動作するので消費電流は、もっと大きくなると思います。
トルクのある大きいサーボを使うときは、BECに注意が要りそうですね。