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土曜日, 3月 01, 2014

ニキシー管時計を作る ~その3~


ニキシー管時計を作る その2 からの続きです。

いよいよニキシー管の取り付け作業です。
ニキシー管はガラス製な上、古い品なので慎重に取り扱います。
特に壊れ易いのはニキシー管の脚(ピン)の部分とガラスと接合してる箇所。
ここにテンションを加えすぎて少しでも破損して隙間が出来てしまうと、そこから
空気が入って真空状態が崩れて点灯しなくなります。
ニキシー管はチューブタイプの如く、全体を丸出しで横マウントとします。
IN-12を丸出しのスタイルで使った例は、たぶん私が初めてなんじゃないでしょうか。
管を支えるのは、管の周囲に合わせたスズメッキ線(0.6mm)とニキシー管の脚と
マウントのソケットを結ぶ配線のスズメッキ線で固定されます。
  
いざ、ニキシー管を取り付けて点灯!無事にちゃんと動作しました ^^
アクリルケースの幅がギリギリなので窮屈ですが、なんとか納まりました。
IN-12ニキシー管は大振りで表示がデカイので見やすいですね。
宙に浮かんでる感を出したかったのですが・・・うん、まぁこんなもんでしょう。
コロン代わりのネオン球はキット付属の物で、秒毎に点滅します。
  
ニキシー管の裏側の配線はこんな事にw
ダイレクトにスズメッキ線が剥き出しの空中配線となっています。
メッキ線はニキシー管の脚に直接ハンダ付けして、そのメッキ線の先をマウント基板の
丸ピンソケットに差し込んであります。
剥き出し空中配線で注意なのが感電です。実は、私は何度か感電しましたw
ビビビッ!って感じで触れた所に衝撃のような痛みが走ります。
一瞬だけでも暫くジンジン痛みが残りました。たった数mAの電流でもバカに出来ません。
  
100円アクリルケースを取り付けた状態。
うん、概ねイメージ通りの仕上がり作ることが出来ました。
私の場合は配線が剥き出しになっているのでケースによる保護が必須になっています。
でもまぁ、なにか誤って上に物を落したりするとニキシー管は簡単に破損してしまうし、
ホコリ等の汚れも溜ると掃除が面倒なのでケースはある方が無難ですね。
  
部屋を暗くすると、ニキシー管の光が際立ちます。
ディマー機能はあって正解だと思いました。やはり部屋の電気を消すと普通の照度では
明る過ぎると感じます。
IN-12は写真を見ての通り、「2」を逆さまにしたのが「5」になっています。
この辺が人気の無いニキシー管になっている理由でしょうか、でも私は寧ろこっちのが
何だか旧ソ連っぽくて味わいあるんじゃない?って感じで嫌いじゃないです。
   
ニキシー管の点灯してる様って、何とも言えない妖艶な魅力を醸し出しており、暫く眺めて
いても飽きない面白さがあります。これを伝えるのは難しいんですが・・・
数字の電極にオレンジの光がボワァっと纏わり付いてる感じが、不思議で綺麗。
  
ちょっと値段が高くて手を出し難いニキシー管ですが、
時計キット(¥11000)+IN-12ニキシー管(¥2780)、あとケースや木材など諸々の材料を合わしても1万5000円を切る予算でニキシー管時計が出来ました。
完成品ニキシー管置き時計が3万程するのと比べ、かなり安く済んだので満足です ^^
 

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